有機産業ってどんな会社？
鈴木牧場は市の北部牧之原台地の南端に位置し、牛舎はほとんどが自宅周りにあり、肥育牛（黒毛和種）700頭規模の経営をしています。
また株式会社有機産業は、自社で製造する高品質な有機肥料を使用して野菜の生産を行っています。販売は大手スーパーマーケットに直接販売しています。栄養価の高さを利点にして出荷農産物の単価が高く設定できます。
代表者 鈴木一良
スタートは、当社のもつ1,700頭の肥育牛舎から排出されるふん尿の有効利用からでした。その後、実際の現場で研究や改良を重ねて完成したのがこのシステムです。したがって、単なる廃棄物の処理を目的としたものではありません。 独自の発酵技術によって製品化された有機肥料は、現在茶園やイチゴ、メロン、トマトなどのハウス栽培に利用され、多大な成果を上げています。
リサイクルトップシステムを取り入れ、堆肥作りにはこだわりを持っております。また、鈴木牧場の経営も行っております。
| 野菜・加工品販売 | 70% | |
| 堆肥・プラント | 30% |
当社は、肉牛（遠州牛）の牧場を営んでおりますが、約30年前に牛の糞尿処理をどうするか？と考え、堆肥作りを始めました。
原料（牛糞）と戻し堆肥を粗混合して、含水率50〜60％に調整した後、発酵促進剤を散布しながら充分に混合し、練り上げます。そして、混合体のブロックをよくほぐすために粉砕機を通します。その後堆積通気性発酵層に移し、通気をしながら4〜5日に一度の切り返しを行って発酵をすすめます。原料の持ち込む悪臭は、粉砕機を通過した時点でほとんど除去されています。死んでしまった堆肥にはハエが来ますが、生きている堆肥にはハエなど寄ってきません。非常に少ない、ハエの寄ってこない、臭くない堆肥を実現しています。
この農法の結果、生育が良く、味が良いと評判です。
出来上がった農産物では、バランスが良いので腐りにくく糖度が高いと評判があります。また、中国雲南省の試験（薬用人参）では、当社が開発した堆肥を用いた圃場のみが残り、他は全滅した例があります。さらに、堆肥及び微生物資材・肥料については、平田牧場様への15年以上の納入等多くの実績があります。
